ワンランク上の歯のホワイトニング
目がいかない。
気になって仕方ないのである。
それが性格にも影響し、明るかった人が一転して真っ暗になってしまうこともある。
その一方、生まれつき顔に異常がある人は、その顔との付き合いも長く、自分の顔を受け入れる境地に立っている人が多いようだ。
最初からそうなのだからこの顔と付き合っていく以外ないのだ、と顔の異常をいつの間にか受け入れているし、精神的にも悟りの境地に立っているので、性格的にも明るい人が多いように感じる。
リハビリメイクに来ても、眉がきれいになったことのほうが嬉しいらしく、生まれつきのアザが完璧には隠れなくても、「いやあ、きれいになったわ!こんな眉毛にしたかったんです、こんな顔になりたかったんです」と大喜びしてくれる。
しかし、いずれにしても顔にダメージを持っている時は、些細なことでもいろいろなことが気になることがある。
例えば、外を歩いていて、他人の視線に気がついたとしよう。
たまたまその視線に気がついただけで、たいていは、ああ見られているなあ、という程度で済むことが多いと思う。
メイクも服装もバッチリ決めて気分のいいときなどは、きれいだから見られているんだなどと、勝手にいい方へ解釈したりすることさえある。
ところが、顔に何かダメージを持っている場合は、何気ない視線ですら、ああ見られている、どうしよう…。
きっと顔の傷を見ているんだと、マイナス思考をしてしまうことが多い。
同じ「見られている」視線でも、この時の受け手の感覚でまったく違ってしまうのだ。
また、他意のない言葉でも、言葉は時として暴力になり、深い心の傷を負わせることだってある。
心のより所と言ってもいい病院の担当医の不用意な言葉に傷つくこともある。
医者は患者を励ますつもりで口にしたかもしれない言葉でも、患者が傷つくことがあるのだ。
「それくらいの傷、わかんないですよ。
今さら、嫁にいく歳でもないし…」と言われた40代前半の女性は、その言葉を決して忘れないと、涙ながらに訴えたものだ。
傷あとが残っていいということはない。
ましてや顔だ。
傷あとが気になるのは当たり前だし、結婚するしないは本人の意志だ。
そこまで言われる筋合いはない、というのが彼女の意見。
私もそう思う。
相手の心を思いやる想像力のある人間なら、間違っても口にしないことだ。
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